週明けの月曜日。 憂鬱な気持ちのまま学校に行くと、チエが暗い顔をしてわたしのところへきた。 今にも泣きそうな顔をしている。 「チエ、どうしたの?」 堪えきれなくなったのか、チエがわたしの胸に飛び込んできて泣きながらわたしに教えてくれた。 「わたし。たいがく、んと、別れる」 へ? 一体どういうことなの? 大雅さんと何があったの? その時ふとおかあさんの言葉を思い出した。