「別に。疲れてんだろ?」 大和さんはそう言うとわたしの頬に手をあてる。 伝わる体温でまたドキドキしてきた。 自然に瞳を閉じると大和さんの唇が重なる。 暗い中だから? 静かだから? 余計に気持ちを止められなくて。 わたし、どうしよう このままじゃ ほんとに 「こはる?」 暗闇からでも分かる、大和さんの心配気な顔。