お風呂をかりてあがると、大和さんがソファに座ってテレビを見ている。
ふたりきり、なんだ。
今わたし達しかいなくて。
嬉しいんだけど、緊張が止まらないっ!
「おぉ、上がったか?」
わたしに気がついたのか、大和さんが振り返ってわたしを見る。
「あ、ありがとうございました」
パジャマ、持ってくれば良かったかな?
大和さんがTシャツを貸してくれたんだけれど、ミニワンピースみたいになっちゃって足の太さがもろに分かってしまう。
もう少しダイエットしてからの方が良かったかな。
「んじゃあ俺も入るから」
「あ、はい」
バスルームに入ったのを確認して大きく息を吐いた。
ど、どうしよう!?
初めてのお泊り。
これからわたしどうしたらいいの?


