場所を考えろよ、とミヤマがくれた忠告も聞けずに、キスはどんどん深いものへと変わっていく。
大和さんの服を握りしめる手がいつしか背中へと回り、もっと近くまでいきたくて更に体が前へと動く。
もっと、欲しい。
大和さんの全部が
欲しいよ
こんな考えをしてしまうわたしはいやらしい?
こんなわたしでも、大和さんは好きでいてくれる?
名残惜しく唇が離れて。
その頃にはもう立っていられなくなるくらいまでなっていた。
「覚えておけよ、こはる。俺はお前を逃がすつもりなんてねぇからな」
息を切らす事なくそう言った大和さんはわたしを置いて行ってしまった。
あれはきっと、ヤキモチですよね大和さん。
そう思うと嬉しくて。
わたしの頬は自然とにやけてしまう。
だけど
あのキスの時に感じてしまった気持ちは
一体何なんだろう


