「他校生と一緒にいたってどういうことだ!?」 その晩、わたしはみっちり先生に叱られてしまった。 「すみません」 悪い事をしてないとはいえ、グループ行動の輪を乱したとみなされてしまい、1時間正座の刑を処されてしまった。 だけどわたしの頭の中は不器用に笑う修平くんばかりが浮かんで。 正座をしながらもずっと頭から離れなかった。 お母さんと、何があったの? どうしてそんな悲しそうな顔をするの? 聞きたいことは山ほどあったのに。 一つも質問することができなかった。