それは、わたしが高校を卒業するまでは、別々に暮らすこと。 だけど、週末のお泊まりは許してもらえた。 まぁ実際そうだよね。わたしはまだ高校生だし。 お泊まり出来るようになっただけでもよしとしないと。 「こはる」 大好きな優しい声がわたしを現実へと引き戻してくれる。 「一回しか言わねぇからよく聞けよ」