「な、わけねぇだろ」


軽くごつかれた。


「年の差もあるしな。俺よりもまだまだ未来ある若いヤツの方がいいんじゃねぇかって思う時もある」



「大和さん」



「それは彼女も思ってんじゃねぇのか?」



そうだよね、誰だって自分に自信があるわけじゃない。


簡単に繋ぎとめるなんて、無理な話だ。


大和さんの方を見ると小さく笑ってわたしの頭を優しくなでた。