田舎から出て来たわたし達にとって、茶色い髪型をした男の子はとても珍しく、つい見入ってしまう。 「エサをあげなかった皆さんはこのさきの門の前で待機していてください!」 大和さんの、声でエサやりをしなかったみんながぞろぞろと門の前に向かう。 わたしもチエも歩き出した。 「うわ、うわ、おっきー!!」 まさかここまで大きいなんて!