「ぎゃー!!」 「助けて〜!」 案の定、エサを与えながら逃げてる子がいる。 よかった、あげなくて。 ほっとして胸を撫で下ろしていると、ツンツン、とチエに肩をつつかれた。 「あれ、奈良の高校生かな?」 チエの視線の先を合わせると、そこには明るめの茶色い髪型をした、学ランの男の子がいた。 「かな?」