顔を窺うと、少し驚いたような顔をしてからゆっくり近づいてきた。




誰も見てないところで




バレるかもしれないのに


秘密のキス。




もうすぐ重なろうとしていたその時


「あれ、こはる?」




チエの声がしてびっくりするくらいの速さで離れるわたし達。


「ど、どうしたの?チエ」


「どうしたの、って、、、あんた達まさか!」



「ち、違う違う!わたし達キスなんか」