「こはる?」



「大和さんに笑ってほしい。わたし、応援してるから」




一体どれだけ考えてくれたんだろうか。


俺の事を。


二人の事を。



俺よりも多分バカで。

俺よりも子供で。


だけど一生懸命で、

素直で。


俺の最高の奥さんで。



「こはる、顔をあげろ」



「ふぇ..」



頬にいっぱい涙を流すこはるに、俺はキスを落とした。



「こはる、愛してる」



こはるは一瞬驚いた顔をして

それから最高の笑顔を見せてくれた。