「大丈夫、誰にも言わないからさ」



「ありがとう」


よかった。


どうやら平穏無事守られたかも。




笑顔で原田くんを見送ると、制服のポケットからメールを知らせるバイブ音がした。


タッチして開くとそこには大好きな大和さんからのメール。



何だろう、と内容を確認すると。


「嫉妬させた罰として帰ったらお仕置きだからな」


短いけど、わたしがキュンキュンするには十分な文章が書かれてあった。