チエだけじゃない。


お父さんにも、お母さんにも。


大和さんのご両親も。大雅さんも。



みんなみんな心配してくれてる。



「ごめんね、チエ」


「何言ってんのよ」



でも今はまだ、大和さんに会いたくない。



会えないよ



今のわたしは...




ふと、子供の声が聞こえてきて。


すぐ近くにあったのは保育園だった。


小さな子達が楽しく遊んでいる。



「あ、ここ保育園だったね」


「うん」