アイスコーヒーを頼むと大和さんはすぐに真剣な表情になった。 これから、真面目な話をするんだ。 「何が知りたい?」 いきなりの質問に一瞬戸惑ったけれど、わたしの答えは意外と簡単にすぐにでた。 「大和さん、本当中国に行っちゃうんですか?」 ぎゅっと拳を作って、ありったけの勇気を振り絞って聞いた。 お願い、嘘だと言って。 違うと そんなのは冗談だって そう言って 「行く」 小さく呟くような言葉の中に確かに決意みたいなものを感じて。