「そろそろ授業始まるな」
チャイムの音と同じくらいのタイミングで、チエの携帯が鳴り響いた。
驚きながらも携帯に出るチエ。
相手はやはりというか大雅さんで。
朝から大きな声がチエの電話を通してわたしの方まで聞こえてくる。
「え?どういう事!?」
チエの表情が一瞬で変わる。
それがどんな事なのか、わたしには分かった。
大雅さんの大きな声が教えてくれた。
「うん、でもね、もうこはるに聞こえてる、みたい」
大和さん
大和さんはあの時、あの話があるって言った時。
本当は何を話したかったの?
何をわたしに伝えたかったの?
大和さんは、わたしに書く仕事をしていたの?


