バスに乗ること1時間ちょっと。 空港に着いたわたし達は搭乗手続きをするために、各班に分かれて現在待機中。 その間もムダのない動きで仕事をこなす、大和さんにうっとりしているとミヤマに肘をつつかれた。 「なんであいつがここにいるんだよ」 どうやらミヤマもかなり驚いたみたいだ。 「あら、知らなかった?大和さん旅行会社勤務で」 「いや、それは知ってる。でもなんかすげー偶然じゃね?」 確かに。