気が付いたら辺りは真っ暗だ。大和さんがシートベルトを外してドアを開けたのでわたしも慌てて外に出た。 大和さんの姿もよく見えなくて不安になっていると、わたしの手に大和さんの手が触れる。 触れた手はしっかり、離さないようにぎゅっと握られている。 「どこ、行くんですか?」 「付いてくりゃあ分かる」 引っ張られるような形で進むと、先にぽつぽつと明かりが見えてきた。 「見てみろよ、こはる」 言われたまま先を見ると 「すごい、キレイ」 目の前には綺麗な夜景が広がっている。