「修平、ごめん、ごめんね修平!」

泣き叫ぶかのような大きな声に、みんなが振り返りながら見ている。


修平くんが来ていた事が分かったのか、
それは分からないけれど。



「良かったんじゃない?最後に会えてさ」


「うん」


修平が近づくと、お母さんが修平くんを抱きしめた。


「良かった、ほんとに」


「うん」


親子だもんね。

どんなに離れても、
どこかでちゃんと繋がってるんだ。


切ることが出来ない何かがあるんだよね。




「さて、帰ろうか」


「うん!そうだね」


最後に会えて良かったね修平くん。