修平くんの突然の質問にも明るく元気に答える修介くん。



「お母さんは優しいか?」


「うん!だいすきだよ!」


「そうか。修介に一つお願いがあんねんけど」


「なに?」


「お母ちゃんのこと、守ってや」


「うん?」


「約束やで」


修平くんのただならぬ雰囲気に子供ながらに察したのか、修介くんが大きく頷いた。


「うん!まかせて!」


修平くんはもう一度頭を撫でると嬉しそうにボールを修介くんに渡した。