「やっぱりおかしい」 「確かにおかしいかも。 話すのに、こんな場所まで来ないわよね」 中心部から離れて住宅街の方に入っていく。 この辺はお店はほとんどないし。 もしかして道を間違えてるんじゃないかと思ったんだけど、 それでも何も言うことなく迷うこともなくすたすた歩き続ける姿にわたしもチエも何も言えなかった。 そして足を止めた場所は、小さな公園だった。