神様、わたしは夢を見ているのでしょうか? 「本日私達の修学旅行のお世話をしていただく、高木大和さんです」 目の前にいるのは同姓同名の別人じゃない。 明らかにわたしの大好きな人で。 「う、そでしょ?」 明らかにわたしの旦那サマだった。 「えーっと、まずは何にびっくりしたらいいんだろう?」 まさかの行きのバスでわたし達と同じバスに乗っている。 ちらりと後ろを向けば既に男女に囲まれていて、大和さんはそれに嫌な顔一つせずに応対している。