いつもとは違う、息も出来なくなるような強引なキス。

体中でこれ以上はやばい、と警告がなっているのに。

体が動かない。


「んっ、…っ!」


どうしよう、ほらまただ

全身で大和さんが欲しくなる。


キスを重ねる度に緊張がとれて、大和さんにきつく抱きつく。


長いキスを終えると、大和さんはわたしの手を引っ張って寝室へと連れて行く。



「大和さん?」


「お前、俺が何に一番怒ってるか分かってねぇだろ」


ばさっと、ベッドに押し倒されて、すぐ近くにはわたしの上に覆い被さる、大和さんの顔。


「え、っと」


学校サボった事に関してはそこまで怒ってないって言っていたし。

なら?

考えて一つの結論に至る。


え、もしかして?


「ヤキモ、んっ!」


言い終わる前に短いキス。


「それ以上言ったらしばく」