学校の先生にも何も言わないで来ちゃったし。
お母さんに電話がきてたらどうしよう。
心配、するかな
急に思い出したらなんだか申し訳ない気持ちになって。
せめてお母さんにメールしようとしたところで声をかけられた。
「どうしたん?こはる」
「あ、修平くん」
事情を話そうとするわたしの手を掴んでいきなり走り出した。
「あ、ちょっと、修平くん」
「いーからいーから、俺腹減ってん、こはるどっか食いにいこうや」
いつもいつもこうして強引にわたしを連れ出す修平くん。
でもどこか憎めないところがあるんだよね。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…