私達はそう言って部屋を出た。
部屋からは行為が再開した声が聞こえた。
「今日も一段と激しいね」
新奈がニヤニヤした
「変態」
サラッと流す。
「えーひどい。それよりどうする?黒薔薇」
「ハッキングしといてよ。」
新奈はハッキングの天才
「はいはーい」
そして、少し話して別れた。
ーーーガチャ
「ただいま。」
…あれ?家の中は暗かった。
出掛けてるのかな?
まぁ、いいけど。
私は二人分の料理を作ってお風呂に入った
お風呂から出た頃に玄関が開いた
「おかえり」
私は事情を聞かない。
私のことも聞かない。
それ以外は普通。
それがわたし達。

