「わぁっ!」
パタパタとしっぽを振って、アオバが私の上にのってくる。
私はまたも後ろへ倒れこんだ。
「わー、アオ!なにしてんだよ!理紗ごめんー!」
後ろから、飼い主が走って来るのが見えた。
…のも一瞬で、やっぱりアオバのぺろぺろ攻撃が降ってくる。
「ちょ!やめろアオバ!」
顔を舐められるのを防ごうとすると、今度は手を舐められた。
くんくんにおいまで嗅いでくるアオバに、なんだかもう抵抗する気もなくなって。
「…おい、アオバ!やめ…」
彼がやっと私の上からアオバを持ち上げた時、私の口から笑いが零れた。
「…えっ」
「ふ、ふふ。あはははは……」
寝転がったまま、小さく堪えるように笑う。
そんな私を、葉は戸惑ったように見ていた。
やがて抑えられなくなって、私は大口を開けて笑った。



