あれ以来、綺羅が私に抱きついたりキスしたりしてくる回数が増えてきたと思うけど…何だか、前よりは嫌じゃない。
寧ろ、愛されているんだなって思って逆に恥ずかしくなる。
最初に綺羅と出会った日を思い出す。
あの時、私達は偶然ではなく必ず出会う運命だったのかもしれない。
あの時、綺羅に出会ってなければ今私はどうなっていたのだろう。
綺羅のバカが付くほどのお人好しな性格のおかげで今の私は存在する。
“レイン”って名前も気にいってるし、なんでも屋も気にいってる。
色々大変な事があったけど、綺羅に出会えて本当によかった。
綺羅…
大好きだ。
これだけは何の偽りもない。
私も綺羅を愛してる。
