「綺羅!!綺羅!!」
「え、あ…ええ!?」



メガネを掛けていないせいか綺羅は私が誰なのか分かっていない。



「も、もしかして…レイン??」
「もしかしてじゃなくてレインだ」
「ど、ど、ど、どうしたの!?」
「会いたかった……ずっとずっーーーと…」
「…ずるい、俺もなのに」
「ごめん、私が一人で動いたせいで、綺羅にも沙羅にもセシルにも迷惑をかけて…私、ごめんなさい」
「それより、俺…キスしたいんだけど?」
「だ、だ、ダメだ!!沙羅だっているしっ」
「もう、無理だよ…俺、約一カ月間放置されてたんだから」
「だ、だめ……だ…んっ!!」



綺羅の舌が私の口の中に侵入してきた。


必死に抵抗しようとしてるのに…両手を掴まれ抵抗出来ない。




でも、今抵抗したら…綺羅を傷つける、かも




そう思うと強く抵抗出来なかった。