「セシル…大丈夫??」
「さ…ら」
「俺が今治す、からっ」
「……い……い…」
「お願い…治させて」
「い…つ…もの…意地…っ悪な…沙羅は…何処に行った…の?」
「…ッバカ」
「……私は……つかい…ま…だ、から」
「この馬鹿!!!お前は使い魔なんかじゃないんだよっ!!僕の…っ」
「さ…ら」
「僕が最初にあの力を使ったのはお前だよ?」
「で、も……つか、い…ま…なのに…っ」
「セシルは……っ」


沙羅の目からは大粒の涙があふれていた。
セシルの頬に綺羅の涙が落ちる。


セシルは優しく沙羅の涙を拭う。



「セシル…僕は兄さんを呼び戻して…メフィストフェレスとルシファーをぶっ潰す……。だから死なないで、最後まで僕と」
「う……ん、だ…い……す」


バタンッ




「セシル…っ」
「………た」
「え?」
「お腹………空いた」
「…」


沙羅は無言で立ち上がりセシルに枕をぶん投げた。



「…空腹だっただけかよ」
「沙羅…お腹空いた」
「ハッ……今日は一段と激しいプレイをしてあげるよセシル❤」