そんな最中、私は変な夢を見るようになった。 それは見知らぬ男女が私を取り囲んで何かを話しあっている夢。 『どうする』 『知らないわよ、ってか聞いてないわよ…人間界に落としたなんて…』 『覚醒まであと少しだろう』 『そうね…もう少しよ…貴方の真の姿が現れるまでは…』 真の姿? どういうこと? 人間界に落とす? 分からない分からないよ…… こんな夢を毎日見ていた。 そしてある日… 私はその言葉の意味を知ることになる。 それは私にとっては遠い記憶 ―――10歳の頃の出来事