「俺はね。あ、…俺の話、聞きたい?」 『…、』 何も答えないあたしに、田中はクスリと笑って、そしてあたしのシャツのボタンをプツリと外しだした。 何をしたいのかわからない。 頭が混乱する。 その間も田中の手は止まらず、そしてあたしも抵抗らしい抵抗はせず、多少の肌寒さがあたしを襲う。