冷たくても大好きだよ 。[完]



とはいったけど
ひねった右足のせいで
うまく歩けない 。


そんな私に襲いかかる階段 。

思いきって走って降りてみる……?
そしたらこの障害
はやく突破できるし 。


なんて馬鹿な発想やめとけばよかった 。


中盤くらいに差し掛かったとき
横から大翔の姿が見えてつい
足がつまってしまった 。


「え………」


「わ、きゃっ…………!」