私は、彼の匂いが大好きだった。

お帰りのクンクン

おやすみのクンクン

毎日欠かさなかった。


「まったく……」

笑いながら彼も、私を受け入れてくれてた









はずだった……






「ルナ、俺ね彼女と結婚するから」