君だって知ってたくせに


教室に入るとクラスの中心になっている男の子がいた。
その子の名前は、東城 祐輝。
成績はいつもトップ3のなかに入る天才。
中学校ではかなり女子に人気があったそうだ。

クラス女1「祐輝君ってどんなタイプが好きなの~?」
クラス女2「彼女いるの~?」

周りはワイワイ騒いでいた。

それを見ていた琴は

「あの人どこか懐かしい感じがする。」

すると続けて結香が

「会ったことあるの?」

「懐かしい感じがするんだよねー、あの人。」

・・・と違和感が芽生える琴だった。