「待ってました、大谷真琴さん」
「何よ、計画実行日だからお知らせにでも着たってわけかしら?でも私急がしいいから後にしてくれない?別にアイツ等が死んでも私はどうでもいいの」
「よくないんですよ」
「あなたって…あの男の隣にいた怪しい奴ね…確か名前は…」
「レインです、でももう覚える必要はないでしょう?」
「はぁ?」
「貴方は死ぬんですから」
「!?」
「大谷雄一さんからの依頼で貴方を殺しに来ました。」
「はぁっ!?アイツ…っ」
レインは一歩、大谷真琴に歩み寄った。
「来るな!!」
「何処からそんなもの…」
「常備よ常備…いつあっちが仕掛けてくるかわからなかったし、でもまぁ……銃と素手…決着はついて当然よ」
「…はぁっ」
レインは深く深く溜息をつく。
「もう人間は疲れる」
「はぁ?」
「お前が思っている以上に私は今怒っている」
「はぁ?」
「私は無性にお前をぶっ殺したい」
「…っ!それ以上近づくなっ!!」
パアンッ!!
銃の弾は見事にレインを打ち抜いた。
「あはははっははははっ!!」
甲高い笑い声が建物内に響く。
「何を嗤っている。」
「…!?」
「お前等人間の思考は理解できん。そんなもので私は死なない。」
「は、はぁっ!?」
「強いて言うなら、私は不死身だ」
「死ね!死ね!!死ね!!!!」
パアンッ!!パアンッ!!!パアンッ!!!
三発命中した。
「…あと何発だ?」
「ひ、ヒィ!ば、化物!!!」
パアンッ!!
「…!」
弾が擦れフードが外された。
「ヒィ!!な、何よ!!その目!!!」
「…お前には関係ない」