苦しそうに呟いたキョウセイに


ごめんって何?って


そう言いたかったけど


その意味は痛いほどわかるから


ただ


黙ってうなずいた


そんな私を引き寄せて


キョウセイはぎゅっと抱きしめてくれた


キョウセイの細い肩と腕は


小刻みに震えていて


しばらくすると


熱い雫が


ぽたりぽたりと


私のブラウスに染み込んだ