二人寄り添いながら、どこをどうやって歩いて辿り着いたのか。


酔った足取りのままでも、ちゃんとホテルには到着して。


空いている部屋のボタンを押し、部屋へと入った。




入るとすぐに、ベッドに雪崩れ込んだ。


キスの余韻が残ったままの俺達は、夢中で服を脱がせ合い、貪るように互いを求めた。


彼女は、俺の動きひとつひとつに敏感に反応してくれて。


俺の腕の中で、たまらなく可愛い声を上げるんだ。


その柔らかい肌に顔を埋めて、もうこのまま溺れてしまいたくなった。




そして、ついにひとつになった時。


俺は今までに感じたこともない物凄い衝撃が走った。


もう本当にヤバイと思った。


優しくなんて出来なかった。


頭の中が真っ白になって、ただその子を感じていた。


同じように彼女も、すごく感じてくれていたようで…。


それが嬉しくて。


もうとにかく可愛くて…。


そのまましばらく、ぎゅっと彼女を抱きしめた…。