あの日、ゴミ箱に捨ててあったヘアゴム。
あれはキョウセイが捨てたんじゃなかったんだ。
ベッドからゴミ箱は離れているし、自然に落ちたとも思えない。
ーということは、京香が…?
あぁ…。
そうかもしれない。
あの子はオシャレに敏感で、人の髪型や服装をよく見ている子だもの。
私とキョウセイがお揃いのヘアゴムをつけていたことに気づいていたんだ。
だから、捨てたんだね…。
「落し物ボックスの中も見たけど無くて。
掃除中にも出て来なかったんだろうな。
一体どこに行ったんだろう…。
ごめんな。
せっかくくれたのに、失くしたりして…」
申し訳なさそうな顔をするキョウセイに、私は首を横に振った。
「いいよ。気にしないで。
私、まだ持ってるし」
「え?」
そう言ってポケットから、あの日拾ったヘアゴムを取り出した。
「良かったら使って」
ちゃんと洗って干したから、綺麗なはずだし。
「まだ同じの持ってたんだ…」
「…うん」
「じゃ、もらっていい?」
私はコクンと頷いた。
私の手からそっとヘアゴムを受け取るキョウセイ。
指が軽く触れ合って、少し恥ずかしい。
「ありがとう。今度は絶対失くさないから」
そう言ってにっこり笑うキョウセイに、胸がキュンと音を立てた。
あれはキョウセイが捨てたんじゃなかったんだ。
ベッドからゴミ箱は離れているし、自然に落ちたとも思えない。
ーということは、京香が…?
あぁ…。
そうかもしれない。
あの子はオシャレに敏感で、人の髪型や服装をよく見ている子だもの。
私とキョウセイがお揃いのヘアゴムをつけていたことに気づいていたんだ。
だから、捨てたんだね…。
「落し物ボックスの中も見たけど無くて。
掃除中にも出て来なかったんだろうな。
一体どこに行ったんだろう…。
ごめんな。
せっかくくれたのに、失くしたりして…」
申し訳なさそうな顔をするキョウセイに、私は首を横に振った。
「いいよ。気にしないで。
私、まだ持ってるし」
「え?」
そう言ってポケットから、あの日拾ったヘアゴムを取り出した。
「良かったら使って」
ちゃんと洗って干したから、綺麗なはずだし。
「まだ同じの持ってたんだ…」
「…うん」
「じゃ、もらっていい?」
私はコクンと頷いた。
私の手からそっとヘアゴムを受け取るキョウセイ。
指が軽く触れ合って、少し恥ずかしい。
「ありがとう。今度は絶対失くさないから」
そう言ってにっこり笑うキョウセイに、胸がキュンと音を立てた。



