そんな事を考えながらその日は過ぎていく。
もしも私達の関係がバレてしまったら、私達はどうなるのかな?
誰に言われたかより、私達がどうなるか?の方が正直気になった。
この関係が永遠に続く訳はないとは思うけど、でもまだまだ一緒に居たい。
折角好きになったのに、あっさり会社の人にバレて終わってしまうなんて考えたくなかった。
確かにイケナイ関係だけど、でも、もう少しいいよね。
そう自分に都合よく勝手に解釈する。
だって、それぐらいしか私には出来ないから。
誰にもバレてはいけない二人だけの秘密。
もし誰かにバレてしまったら私達は確実に終わってしまう。
私には味方なんていないし、ましてやきっと私とトシくんの関係を知ったらみんな反対すると思う。
そのぐらい私達の関係は世間では認められない。
はぁーとため息吐いて隣を見る。
明らかにのほほんと悩みのない様な美伽の表情。
そんな彼女を見ていると無性にイライラした。


