ここで碧をこっそり見送るのも日課
きっと碧はこの事を知らない
ここからこっそり碧の背中を見るのがすき
帰ってくあの無防備な背中を見るのが
とてつもなく好き
でも今日は何だか虚しい
いつもはもっとずっと見てたいと思うのに…
今日はもう見てるのが辛い
ふう…
もう部屋に戻ろう
きっと碧はもう私のことなんて頭にないだろう
彼女とのデートのことでも考えてるんだろう
碧に彼女がいたっていい
別に碧の彼女になりたい訳じゃない
ただ…
特別になりたい
どんな特別でもいいから
特別な友達とかそんなんでもいいから
私にとって碧は高校で唯一無二の気のおける人物だ
特別な人だ
だから碧にもそう思ってほしいと思ってしまう
それがエゴでもなんでも
だめだ
今日はもう片付けて寝よう…
………あれ、
碧課題忘れてってるし…
これって明日提出のじゃないっけ…
今日はもう連絡取るきにならないな
…仕方ない
明日届けてあげるか
しっかり寝て
気持ち切り替える
大丈夫自分の気持ちをコントロールするのは得意だ
明日には少し他より中のいい友達
そう思えるようになる
いつもそうやって割りきってきたんだから
碧のことだって…
さて、寝よう
明日も学校だ

