でもまぁ、それでもいいや。 あんなに優しい目をした人なんてめったにいないし、話せただけでよかったから。 駅を出て、空を見上げた。 太陽がさっきよりも上がっていて、さんさんと降り注ぐ日差しが心地よかった。 あの人もこの太陽みたいに温かい人だったな…。 太陽にさっきの男の子の顔を照らし合わせて1人で笑ってしまった。 欲を言うなら、 もう一度会いたいな…。