「これから、暇なときは話しに来てよ」



君を呼びに来た看護師に邪魔されて、

僕が自分の病室に戻るため病室を出ようとすると

すれ違いざま君に一言言われました。


君の悪戯をする子供のような笑顔に、
 
また来たいと心から思いました。




君には、

人を惹きつける不思議な魅力がありました。



僕はいつしか君に惹かれ、

君の病室に通うようになりました。



君は僕以外にも色々な患者と仲良くしていて、

正直僕は少し嫉妬していました。





君はきっと、気づいていただろうね。




だからかは知らないけど、

君は僕が行くといつも

病室を君と僕の二人だけにしてくれました。



恥ずかしくもあったけど、


僕は素直にうれしかったです。




個人の病室だからこそ、出来たことだったのですがね