あたしは深呼吸して屋上に入る。 『夏輝先輩! 来てくれてありがとうございます』 よし、言うんだ。 『先輩、好きです。大好きです。ほんとに好きなんです。 いつもしつこく話しかけるのに、絶対に無視しない先輩が好きです。 他の先輩と話してて笑う先輩も好きです。 でも、振られるって分かってるから。 今日で告白は最後にします。 よかったら受け取ってください。』