「…苺ってそーゆーこといろんな奴に言ってんの?」

…え?私変なこと言った?
『…何言ってんの?私はただ褒めただけだよ?』
「あっそ。」
…白夜から聞いておいて“あっそ“はないだろ。…まぁいっか。

『で、封筒何入ってるか見てくれない?』
「何で俺が?」
『だって怖いじゃん。』
「……はぁ」

…溜め息つかなくてもいいじゃん。
しかも綺麗に封筒開けてるし。


「ん?」
『何か入ってたの?』
「いや、何かピアス入ってた。」
『はぁ?!』

白夜から封筒を取り上げ中身を全て机の上に出した。

手紙と近づいたら危険人物の名簿と
……ピアス

…盗聴器か

『白夜、このピアス壊して?』
「えっ?これを?」
『うん。どーせ盗聴器だから。』
「……わかった。」

バキッー

わーお豪快に壊したねー。

「…今何時?」

『6時過ぎ。……あ、時間大丈夫?
えーと…親とか?』
「それなら大丈夫。俺ん家、組だから。…驚いた?」
『へぇ~組か。なんか凄いね。』
「……」
『どうかした?』
「いや、怖がったり媚び売るんかと思った。」
『普通の子ならね(笑)私普通の子じゃないもん。』
「フッ…みたいだな。」
『じゃぁついでに夕食、食べていく?』
「いいのか?」
『だって一人暮らしだから別に困らないけど。』
「じゃぁ食べる。」
『わかった。今から作るから待っといてね。』
「あぁ。」