…誰だよ、こんなときに。
いろいろとバレるの嫌だから一応、眼帯しとこう。

ガチャー
『…』
「…」
『…誰?』
「はぁ?」

いや、はぁ?って言われても…
私こんな人知らないもん。
でも、同じ制服着てるから…先輩?
でもでも、先輩と関わった覚えないよ。

「おい。お前転校生か?」
『…そうですけど?…誰ですか?』
「同じクラスの天月 白夜アマヅキビャクヤ。
馬場先がお前宛に。」



はぁ?封筒?
この為だけに生徒を使ったの?
…もしかして?!
『…爆弾とか入ってる?』
「知るわけねぇじゃん。中見てみたら?」
『じゃあ、一緒に見よう!これ強制だから。家ん中入って!』
「はぁ!?…っ!ちょっ!」

私は、天月白夜の腕を引っ張って無理矢理家の中に入れた。

「…親は?」
『一人暮らし。赤のソファーに座っといて。』
「ん。…ってか赤多いな。」
『そう?まぁ赤好きだから。あ、コーヒーでいい?』
「あぁ。…お前名前は?」
『黒羽苺。苺でいいよ。…はい、コーヒー。』
「サンキュ。俺のことは白夜でいい。」
『わかった。…白夜って大人だねー。クールって感じ!』

それに、身長180ぐらいあったから先輩かと思ったしカッコイイよね。髪も黒に銀メッシュだし。…イケメンだねー。


…とは、言わないでおこう。