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流石に疲れたな。
瑠樹と与琉といろんな話をして約四時間。
…流石にしんどいよ?特に口が。
今日はもう帰ろうかな。
それに今、直ちゃん廊下にいるし。
苺は鞄を持って教室を出た。
『直ちゃん!今日はもう帰るー。』
「わかった。気をつけて帰れよ?」
『はーい。』
――――――
何事もなく苺は家に帰れた。
鞄を置いてソファーに寝転んだ。
…やっぱ赤は落ち着くなー。
…よく見ると私の部屋って赤と黒と白の色しかないね。
なんかスゲー。
苺はだんだん眠くなったのかカラコンを外して眠りについた。
――――――
「苺ー皆でトランプしよーぜ!」
『あいよー。』
「で、何する?」
「大富豪!」
『いいよー。』
……
「苺はやっぱ強いな。」
『当然!』
「誰か苺に勝てる奴は居ないのかよ。」
『居たら会ってみたいね。』
「よし!もう一回やるぞ!」
―――――――
『…みんな』
この一言で私は、目が覚めた。目からは、涙がだった一粒だけ頬を通って流れていた。
…夢なんて久々にみたな。しかも昔のことだし。
…ってか何で泣いてたの私!?
自分から、離れたのに
…はぁ
ピンポーン

