『これを見たら分かると思うけど、私、黒羽組の若頭なの。今のところだけど。…それと族に入ってるの。その名は“黒龍”そして私は12代目総長“赤アゲハ”なの。……ここまでで大丈夫??』

「黒羽組って日本No.1の組だよな?」
と白夜が聞いてきた。
『うん。』
「…黒龍ってNo.1の族でその総長が苺?
ってことは…歴代最強ってことか?」
と後から來が聞いてきた。
『らしいよ?。…でも私的には、黒龍はまだまだ弱いと思うけどね。』
「でも何でそんな凄い人がここにいるの?」
「黒龍って確か隣の県の△△県だよな?」
『おぉ~よくわかってるね!』
「…何かあったのか?」
『白夜って鋭いね。…それは…まだ言えない。…でも今言えるのは、これは“ゲーム”なの。』
「「…ゲーム?」」
『そう。ゲームの内容は、私が高校卒業するまでにどんな手を使ってもいいから黒龍から逃げ切ることってゆーのが今やってるゲーム。勝てば、このまま黒龍の総長引退で、負けたら黒龍の倉庫に閉じ込められるんだって。』
「「…勝てるのか?」」
『勝てる確率は、2%かな?こっちは一応、組とかで情報管理されてるけど、向こうは黒龍全員動いているからね。』
「「…」」
『これでも私と一緒にいてくれる?』
「「当たり前!」」
『っ!!』
「別に苺は、苺だろ?」
『っ!ありがとう白夜。』
「…苺。俺の話も聞いてくれないか?」
『…來?……いいよ。言いたいこと全て言って。』