おまえはなぜそんなに驚いてる?
どうして、そんなに無表情で俺をみる?
目があったとき、俺はどうしたらいい?
俺は、天野から視線がそらせなかった。
それに気付いたのか、杏里は俺の唇から離れ、俺の視線を追って、天野を見ていた。
そんな俺たちにつられて、女共も天野をみる。
「あ、天野君!?」
「実はね、今小林君が杏里さんに告白して───────…」
待て。
どうやったら今の流れが告白になるんだ?
「それで、津白さんも、好きなんだって!!」
「最悪!!あたし小林君狙ってたのにぃ~」
「なんで津白さんなわけ!?あたしの方が絶対かわいいのに!!」
「小林君のセンス疑うわー…。」
「──────────…」
天野は、フイ、と視線を逸らし、何処かへ行ってしまった。


