ガチャッ バタンッ いつも通り、部屋に入った。 「は───────────…」 そして、いつも通り、深く息をはく。 最近の俺はどうかしている。 天野のことしか考えていない。 そして、天野の事を考えないようにすればするほど、天野の笑顔が浮かぶんだ。 俺は、振り向かないって決めただろ? なのにどうして、今更──────… 「あーもう、ダルい…」 俺はそのまま、寝てしまった。