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なんか、天野の隣に堂々とたてるように頑張ったのに、どんどん天野から離れていってる気がする。
俺は、朝早くから席に座って考えていた。
指を怪我したため、弓道は少し休む。
ギャラリーの反応が楽しみだな。
ガラッ
「あ、お、おはよう…!!」
「あ、おはよ、杏里。」
杏里が教室に入ってきた。
挨拶を返すと、少し頬が赤くなる。
その赤みが増すたびに、あの日の天野を思いだして。
なんだか可愛いと思えてしまうんだ。
「杏里。」
「な、なぁに…?」
「呼んでみただけ。」
「えぇっ!?ひどいよ!!」
「嘘。俺が杏里って呼びたくなったの。」
「…そ、そう、なんだ…!!」
はは、キョドってる。
杏里は、純粋で、少し奥手で、きっとめがねを外せば可愛い。
純粋で奥手なところ、ホンット昔の天野とそっくりだな…。


