ガチャッ
バタン
「おー、夏音!遅かっ、た…な。」
おー、びっくりしてる。
「あ、天野。その、髪切ったんだけど、どうかな。」
なに乙女チックなこと聞いてんだよ、俺。
「あ、いや、似合ってる…」
おい、驚きすぎだろ。
「さて、食堂に行くか。」
「お、おう。」
なんだ?
天野から誘ってくるなんて、初めてだな。
「…こんちわー。」
「あら、夏音ちゃん?
イケメンになったじゃないの~。」
「…はぁ、どうも。」
おばさんにほめられても、あんまうれしくない。
しばらく食堂が込んでくると。
「キャー、あの人めっちゃかっこいい!!」
「コック姿チョー似合う!!」
「あの人、たしか生徒だよね?」
「手伝ってんの!?えらーい!!」
そんな声が聞こえてきた。
なんだか、いい気分だ。
夕食も食べ終わり、食堂の手伝いも終了。
俺は天野と廊下を歩いていた。
…安定の沈黙。
それを破ったのは天野だった。


